パンダ愛好家のための夢の旅へようこそ。

この10日間の旅は、世界中で愛されるジャイアントパンダの生態を深く知り、その生息地である四川省の雄大な自然と絶景を余すところなく体験する、他では味わえない特別な旅です。

旅は「雨の雅安」で始まります。温泉で旅の疲れを癒した後、碧峰峡基地では日本でも大人気だった帰国パンダ「シャンシャン」との感動の再会が待っています。さらに、緑深い渓谷でのハイキングと上里古镇での古き良き時代の散策は、雅安の多様な魅力を感じられます。

その後、大自然の奥深くへと進みます。かつて紅軍（1927年に中国共産党が組織した軍隊）が越えた標高4,000mの夾金山では、雲海と高山植物が広がる絶景を体験しましょう。さらに、東方的アルプスとも称される四姑娘山では、そびえ立つ峰と清らかな湖が織り成します。

さらに、世界最大のパンダ保護施設である臥龍神樹坪基地を見学します。ここでは数多くのパンダが自然に近い状態で飼育されており、そのゆったりとした姿を間近で観察できます。また、都江堰で、餌の準備や檻の掃除など、貴重なボランティア体験を通じてパンダ保護に力を尽くします。

後半は、古代の治水技術の結晶である都江堰水利施設と、道教の発祥地である青城山の歴史と静寂に触れ、最終的に成都では、パンダ基地、四川料理博物館などで文化を満喫し、心ゆくまでパンダづくしの旅を終わります。この旅は、愛らしいパンダと四川の絶景、そして伝統文化を一度に体感できる、充実の旅です。

ハイライト：

　日本から中国に帰国した大人気パンダ「シャンシャン」に碧峰峡基地で会える可能性が高く、その成長した姿は、何よりも楽しい体験です。

　都江堰のパンダ保護ボランティアは、パンダの世話を間近で見学・体験できます。

　四川省を代表する絶景を巡ります。

　碧峰峡、臥龍、都江堰、成都と、異なる特徴を持つ合計4つのパンダ施設を訪問します。それぞれの施設の役割やパンダの様子を比較しながら見学できます。

　世界遺産の都江堰水利施設、川菜博物館での料理体験、川劇変臉の鑑賞など、四川省の深い歴史文化と食文化にも存分に触れることができます。

都江堰

四川省成都市に位置する都江堰市は、古代の卓越した水利システム、道教の発祥の地としての静寂な山々、そしてジャイアントパンダの保護活動という、3つの異なる顔を兼ね備えた世界遺産の宝庫なのです。

最も世間に知られるのは、紀元前256年頃に秦の李氷親子によって建設された都江堰水利施設です。世界で最も古い無ダム式の水利施設であり、現在も灌漑、防洪、航運の役割を果たし続ける「生きた遺産」です。成都平原を「天府の国」へと変え、二千数百年にわたって人々の生活を支えてきました。その知恵と技術の高さは、現在訪れても驚嘆せずにはいられません。

もう一つの見所は、都江堰市にそびえる青城山です。中国道教の発祥の地として知られるこの山は、深い緑に覆われ、「青城天下幽」（青城は天下で最も幽玄で静寂な場所）と称されるほどの静寂の雰囲気に満ちています。山中には険しい岩山と深い渓谷が織り成す美しい景観が広がり、所々に建つ古い道教の道観では、悠久の時の流れと道教文化の深遠さを感じることができます。

そして忘れられないのは、中国パンダ保護研究センター都江堰基地の存在です。ここは主に高齢のパンダやケガをしたパンダ、病気のパンダなど、特別な保護とケアを必要とする個体のための「パンダの楽園」または「パンダの老人ホーム」としての役割を果たしています。広々とした自然に近い飼育環境でのんびりと過ごすパンダたちの姿は、訪れる人々に安らぎと癒しを与えます。さらに、ここでは一般の観光客向けにパンダのボランティア体験プログラムも提供されています（事前予約要）。餌やりや檻の掃除など、保護活動の一端を間近で体験できる貴重な機会です。

都江堰は、これらすべてを一度に体感できる中国随一の複合世界遺産の地となっています。

碧峰峡

碧峰峡は、中国四川省雅安市にある景勝地です。ここは深い緑に包まれた峡谷と清らかな瀑布群が魅力で、夏季の平均気温は23度と避暑地としても人気があります。また、碧峰峡は「女娲（中国神話の女神）が天を補修した地」という伝説も残り、自然と文化が調和する場所として知られています。

碧峰峡の最大の見どころは、中国大熊猫保護研究センター碧峰峡基地が併設されていることです。ここは世界で最多の80頭以上のジャイアントパンダが飼育されている世界的な保護・研究拠点で、中でも特に人気なのは日本生まれのパンダシャンシャンです。シャンシャンは2017年に東京の上野動物園で生まれ、2023年2月に中国に帰国しました。今では碧峰峡で元気に暮らしており、多くの日本人ファンがわざわざ訪れるほどの人気を博しています。

基地内は「海帰パンダ楽園」「パンダ幼稚園」などのエリアに分かれており、シャンシャンをはじめ、多くのパンダたちの姿を間近で観察できます。特に朝や夕方の時間帯はパンダが活発に動くため、おすすめの観察タイムです。

碧峰峡では、パンダを見学した後、峡谷の散策も楽しめます。遊歩道を歩きながら、千層岩瀑布や女娲池など、美しい水景と森林浴を満喫できます。パンダと自然、両方の魅力が詰まった碧峰峡は、四川旅行でぜひ訪れたいスポットの一つです。

夾金山

夾金山は四川省雅安市とアバ・チベット族チャン族自治州の境に聳える標高4,100mの聖なる山です。中国工農紅軍長征の歴史で知られる一方、高山ツツジの群生や原始森林が広がる秘境として、トレッキング愛好家を魅了します。春は花咲く山麓、秋は紅葉に染まる渓谷、そして頂上から望む雲海は息をのむ美しさです。歴史と自然が交差する荘厳な山岳地帯となっています。

四姑娘山

四川省の北西部のアバ・チベット族チャン族自治州小金県に位置する四姑娘山は、その雄大な自然美と神聖な雰囲気から「東方のアルプス」、「蜀山の皇后」と称えられています。成都から約230キロメートル（車で約3～4時間）と比較的アクセスしやすい場所にありながら、標高6,250メートルに達する幺妹峰（ようまいほう）を筆頭に、大姑娘峰（5,355m）、二姑娘峰（5,454m）、三姑娘峰（5,664m）の四つの峰が連なるこの山域は、訪れる者を圧倒的な自然の造形美と静謐な世界へと誘います。

四姑娘山の名は、地元に伝わる美しくも悲しい伝説に由来します。かつて悪魔から逃れようとした四人の美しい姉妹がこの地で命を落とし、その魂が四つの峰となって人々を見守り続けるようになったと言われ、特に最も高い幺妹峰は、純潔と荘厳さの象徴として崇められています。この物語は、四姑娘山が地元チベット族の人々にとってかけがえのない神聖な山である理由の一端を物語っています。

四姑娘山一帯は、その特異な地形と気候により、多様な動植物の宝庫でもあります。山麓から山頂へと向かうにつれ、植生の変化を目の当たりにできます。また、貴重なジャイアントパンダなどの生息地でもあり、運が良ければ野生動物との出会いもあるかもしれません。

この地には主にチベット族が居住しており、その独特な文化も大きな魅力です。石積みの建築や色鮮やかな民族衣装、信仰の中心であるチベット仏教、そして人々の温かいもてなしは、訪れる人々に深い印象を残します。

臥龍中国ジャイアントパンダ園 神樹坪基地

臥龍中国ジャイアントパンダ園の神樹坪基地は、四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県の耿達鎮に位置する世界有数のジャイアントパンダ保護・研究施設です。海抜約1,700メートルの自然豊かな環境にあり、「パンダの幼稚園」としても親しまれ、多くの人気パンダや可愛らしい子パンダたちの姿を見られる場所として知られています。

この基地は、パンダの飼育繁殖エリア、順化訓練エリア、野外放帰エリアなどで構成されています。一般公開されている主なエリアでは、59のパンダ舎があり、60頭から90頭ものパンダが飼育されており、その数は世界有数です。

ここでは、パンダたちが竹を食べる愛らしい姿、木登りをする様子、昼寝をするまったりとした姿など、自然に近い状態でのびのびと暮らすパンダを間近で観察できます。特に午前9時から11時半頃、および午後2時半から5時頃はパンダの活動が活発になる時間帯と言われており、より活発な姿を見られる可能性が高いです。

中国パンダ保護研究センター都江堰基地

中国パンダ保護研究センター都江堰基地は、かつて「パンダ楽園」と呼ばれていた施設で、中国ジャイアントパンダ保護研究センターの重要な一部門として機能しています。約50.6ヘクタールという広大な敷地に、パンダたちのための自然に近い環境が整えられており、人混みを避けて落ち着いてパンダ観察を楽しみたい方に特におすすめの隠れ家的スポットです。ここでは、大人のパンダから子パンダまで、その愛らしい姿を間近で観察できるだけでなく、パンダの保護活動について深く学ぶことができる教育的な体験も提供しています。

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

成都市北部にある「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」は、世界的に有名なパンダの保護・研究機関であり、成都市を訪れるなら絶対に外せない人気観光スポットです。広大な敷地は竹林や緑豊かな森で覆われ、パンダたちが自然に近い環境でのびのびと生活する姿を観察できるよう設計されています。

ここでは、木の上で昼寝をするパンダ、じゃれ合いながら遊ぶ子パンダ、竹を食べる愛らしい姿など、パンダの日常のありのままの日常を見ることができます。また、大人気のレッサーパンダも間近で観察できる点もこの施設の大きな魅力です。

四川料理博物館

四川省成都市郊外にある四川料理博物館は、世界的に愛される四川料理の歴史と文化に特化した、世界でもユニークな「食べられる博物館」です。ここは単なる展示施設ではなく、見学し、学び、味わい、実際に体験できる参加型の食文化博物館です。

館内では、四川料理の核心である「麻（花椒の痺れる辛さ）」「辣（唐辛子の辛さ）」「甜・酸・苦・鹹・香」の調和の秘密を、豊富な実物資料や復元模型で詳しく紹介しています。特に、古今の調理器具やレシピ、香辛料の展示は見応えがあります。

最大の見所は、館内に設けられた「調理実演エリア」と「体験コーナー」です。プロの料理人が四川麻婆豆腐や宮保鶏丁（ゴンバオジーディン）などの調理実演を間近で見学でき、できたてを試食できるのは他では味わえない貴重な体験です。さらに、豆板醤（トウバンジャン） などの伝統的な調味料づくりを体験できるプログラムも用意されています。

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•　プロとアマチュアのバードウォッチングツアーとも計画できる。柔軟性があるツアーである。

•　長年のオーダーメイドツアーの運営経験を持ち、お客様に快適なツアーを提供する。

•　バードウォッチング以外にも地元の料理、風景、文化が楽しめるチャンスを提供する。

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